英語を-1からやり直して英語を話せるようになるためのギター好き狸からのアドバイス

プロの通訳とか翻訳家ではないけど英語が使える普通のヤツShirotanukiが英語をなんとか習得したい!英語が嫌いだけど出来れば好きになりたい!という人のための英語のアドバイスを中心に書いています。趣味のギターや派遣での仕事の事なんかもちょくちょく書いています。

英語をなかなか話し出せない人を後押しするしろたぬきが教えする3つの事例

英会話を習得したい!英語を話せるようになりたい!と、いう言葉を聞くと、英語初心者の人であったり、英語ができない人が言ってる言葉のようにも聞こえますが実際にそればかりではありません。本当は英語力を十分に持ち合わせているにもかかわらず

「私、外国人の人と話せないんです」

「英語を話せるようになりたいな」

と、少々言葉が悪いかもしれませんが、ウジウジしている人、きっと沢山いるはずです。

今、このブログを読んでくださっている方の中にも、わたくし、しろたぬきなんかよりも断然レベルの高い英語力を持ち合わせながらこういうことを思っている方もいるはずです。

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Photo via Stevebidmead via Visual Hunt

英語を中々話し出す自身が持てない人を後押しする3つの事例

それでは、明日からあなたも「わたしだって、英語、話せるんだ!」と自信を持てるようになるような私が今までに聞いた3つの事例をお教えします。きっと、英語になかなか自身を持てずに最初の一歩を踏み出せない人への後押しになってくれると思います。

 

1,対照的な兄弟のお話

高校教師をしている女性の方から聞いたお話です。彼女には二人の息子がいます。お兄ちゃんは絵にかいたような優等生で中学3年の時点で英語検定2級に合格していました。方や弟はスポーツマンで部活動での成績は優秀でしたが、勉学においてはまったくだったようです。英語検定も中学3年の時点で5級にも受からないような実力だったとか。

そんな弟の方がある日、中学校主催のホームステイに参加したいと母親に打ち明けました。

彼女曰く、家族どころか親戚総出で反対したようです。もちろん、秀才なお兄ちゃんも弟を止めようとしたようです。

中学生のホームステイであれば、引率の先生がついたりホームステイ先にも理解を請う話を事前にしているためそこまで高いレベルの英語は求められませんがそれでもなお、最低限のレベルは必要とします。学校によっては校内オーディションのようなものを行うところもあります。

彼女は自身が教職についていたこともありそのあたりもよく理解していたため、家族・親族の中で一番強く反対したようです。それでも、下の息子は

いや、俺は絶対アメリカに行きたいんだ!

と聞かなかったようです。

弟の強い気持ちに根負けした母親は学校に相談しました。すると学校側の担当の先生も苦笑いで「我々もついてますのでそこまで行きたいなら、事前に1か月英語の課外授業を受けることを条件にどうでしょう?」と色んな意味でしぶしぶ承諾してくれたそうです。

そして、月日が絶ち弟はアメリカへと立ちました。

母親は心配で心配でたまりません。

2週間後、息子がアメリカからかえって来ました。「きっと、落ち込んでかえって来るに違いないからあの子の好きな晩御飯を用意して待っていたの」とお母さん。

すると、空港で息子に会った母親は驚いたそうです。なんと、満面の笑みでお土産らしき紙袋を沢山かかえてかえってきたそうです。

母親は尋ねました「アメリカでどうだったの?」

すると息子は「メチャクチャ楽しかった!友達がいっぱいできてメールアドレス交換したり、いっぱい買い物したり、いっぱいおいしいもの食べたりして本当、楽しかった」

私もこの話を聞いたときに、すっごいなーと驚きました。さらに母親の話を聞くと、彼は全くものおじすることなくアメリカで本当に単純な英語ではあるがめいっぱいしゃべって、ジェスチャーなんかも取り入れて、人の輪に入ってという超社交的なやり方でアメリカで過ごしたそうでした。彼の担任の先生いわく、アメリカに行く前と帰った後とでは彼の英語の点数にも変化が生じていたそうです。まさに、現地で英語をレベルアップさせたのです。

英語がてんでだめなのに英語を話すことにためらいはなかったのか?と彼に母親が聞くと彼は答えたそうです。

「だって、俺、ハローとかサンキューとか話せるんだぜ!?それって英語だろ?だったら、大丈夫なんとかなるって思ってしゃべった!」

ほんとに、私この話を聞いたときに、某警察漫画(こ〇亀)の両さんを思い出しました。こんな人いるんだなーって。

さて、一方お兄ちゃんのほうはというと、中学を卒業した後、高校、大学に進学して、海外の学生との交換交流会のようなものに参加したそうですが、一言も発することなく交流会を終えたそうです。

英語を話しだすのに英語力なんて実は関係なかったりするんです。大事なのは一歩を踏み出す勇気だけなんですよ?

2,英語の発音について語ってくれた恩師とスカイプで出会った友達の話

私は人生の中で本当に多くのイイ英語の先生に出会うことができました。そんな先生の中の一人から聞いたお話です。当時、私は英語の発音で悩んでいました。実は今もなんですけど、私の英語の発音って結構クセがあるんです。決して発音が悪いわけではないと思うのですが、どこかネイティブスピーカーのそれに近づくことができないことがどうしてももどかしかったのです。ある日、私はある英語の先生とじっくりお話する機会がありそのことを打ち明けてみました。すると、先生はおっしゃりました

「しろたぬきは何でそんなに発音にこだわるの?私は今もしろたぬきは十分、上手だと思うよ^^」

私は、外国人とも対等に渡り合える英語の発音を手に入れたい!ちゃんとした発音に近づけなきゃ恥ずかしいじゃないですかと訴えました。すると先生から、

「正しい英語の発音まぁ、文法とかも言う人いるけどね、全世界で完璧な正しい英語話せてる人って、ほとんどいないんだよ?」私も言われて気づきましたが、確かに、英語圏のアメリカとイギリスでさえお互いに自分たちの英語の方が正しくて相手はそうではないという主張のしあいもあったり、カナダやオーストラリアでもその土地のクセがあったり、さらにインドやシンガポール、アラブ系の英語となればもう一つクセが強くなってきます。

「発音も大事だけど、もっと大事なのはとにかく発言すること。日本人はそれが苦手な人が多いからね。」

と先生のしめくくり。なるほど、発音を気にしすぎて話すこともできないようではコミュニケーションをとれるようにはならないということね。

そして、同じような話題で私がスカイプでフィリピンのお友達と話したときの話。

彼女にある日相談したことがあります。友人から英語の発音や語彙力等について少し見下げられるようんことを言われたので彼女に愚痴のようにこぼしてしまいました。

"I lost confidence for my Engish..."(英語の自信なくしたよ) と

そして色々話すと彼女は答えてくれました。

But I like your English! - 私はアナタの英語が好きよ!

 

 

なんでなの?と尋ねると彼女はさらに答えてくれました。

 

「アナタのその英語はあなたにしか話せないし、アナタは自分の知っている単語や表現を総動員して工夫してどんな人とでもコミュニケーションを取ろうとするでしょ?その姿勢の方がよっぽどすごいのよ。私の国でも英語は母国語ではないから発音も文法も正しくない人は沢山いる。でも、そこはあまり気にしない。とにかく話すことが大事なの。それに、アナタの英語みたいに個性があるって国際社会でもすごく大切なことなのよ?」

本当はこんなにまとまった文章ではありませんでしたが、まとめるとこんなことを言ってもらえました。

いや、お二人とも嬉しいお言葉でした^^

 

日本人は英語の発音や文構成を気にしすぎるが故になかなか話せないという人も多いです。でも、お二人の話を聞くと、そんなことはあまり重要じゃないんだよ?ってことが分かっていただけるのではないかと思います。

 

3,英語の教授のお話、英語は道具

最後に、英語の教授のお話をします。彼はイギリス留学の経験もある先生でしたので色々面白い話を聞かせてくれていました。そんな先生とある日お昼ご飯を一緒に食べていた時に彼がこんな話をしてくれました。

「君は本当に英語に対しては熱心だね。でもね、覚えておいてほしいことがある。英語はね、ただの道具なんだよ。例えば、パソコンがあるだろ?あれは非常に便利な道具だ。でも、パソコンの説明書や知識をいくら詰め込んでも実際に使えなければ意味はないよね?ほかの道具だってそう。携帯電話も、ペンも、このスプーンだってどんなに使い方を頭でマスターしていても実際に使えなければ何の意味もない。英語という名の道具はどうだろうか?キミも他の学生も道具の知識を追いかけすぎな部分がある。文法や語彙力、表現をどれだけ知っていても使わなければ全く意味がないよ?英語のクイズ大会にでもでるつもりなら別だけどね?

もっと、道具を使う回数を増やしなさい。道具は使いながら上達していくものだ。ギターばかり弾いてないでもっと留学生と話す機会をもったり学生同士で英語ミーティングなんかやってみたらどうかね?」

少々耳が痛いことも言われましたが、英語は道具。これは大切な考えだなと思いました。

 

過去にもこのブログで似たようなこと書いてる部分*もありましたが、結局使わないと何も始まらないんです。

(*以下2記事)

sirotanuki.hatenablog.jp

 

sirotanuki.hatenablog.jp

 

使い方を間違えることもあるかもしれないし、うまく使いこなせないかもしれないけど、使わないことには何も始まらない。英語をいう道具、説明書ばかり読もうとしている人いませんか?下手でもなんでもいいから勇気をもって使ってみましょう!大丈夫、周りのみんなも案外ヘンな使い方してることあるんですよ^^

もちろん、しろたぬきも英語の使い方、メチャクチャ変なこと、多々あります(笑)